ハナシの前提として大きく違うのは、iPhoneはハードウェア。AndroidはOSです。だからこの2つを比較するのはオカシな事ですね。
ただしく言うなら、Android と比較されるべきは iOS ですね。
日本では iPhone が圧倒的シェアと言われて長いですが、最近 Android が逆転しましたね。(世界的にはとうの昔にAndroidが圧倒的です)
逆転と言っても、iPhone 以外は Android。
「Apple」 VS 「Androidを搭載したスマフォメーカー全て」、というフェアではない対決ですから、メーカー別に見ればやはり Apple がダントツです。
日本での Androidの割合は40.1%、iPhoneの割合は35.2%、その他は、ほぼガラケーです。
ザックリ言うと、ハイエンド(高級)スマフォが売れなくなってきたから。
スマフォの最新機能をチヤホヤする事も減ってきましたね。最近の Apple にはジョブズ時代ほどのエポックメイキングがありません。
それでも、Apple の iOS は進化していて、古い機種ではモッサリ重くなりがちです。(しかも、Appleはワザと古い機種が遅くなる仕掛けをしていました)
でも、それが Apple が Apple らしさを維持している特徴でもあります。Apple はスマフォ本体と中身の両方を提供するメーカーです。サイコー(だと考える)スマフォを提供するために、サイコーのハードとソフトを、とても高次元で融合させる事が可能です(本当にスゴイです)
いや、ホドホドで充分かも。と、気づいた人達が Android を視野にし始めたのが傾向ではないでしょうか?
Apple はそもそもハードウェアメーカーです。プロダクトは美しく、とても高品質です。
Google はそもそもサービスベンダーです。ですからサービス(検索 GMail Goole-Map Youtube..)はとても良くできています。
Apple はサイコーのモノを作るけど、サービスは何歩も遅れています。
Google のサービスはサイコーだけど、ハードウェアはやはりチープです。
難しい事は抜きにしましょう。
少し前まで iPhone というハイスペックスマフォを選択する大きな理由は「カメラ」の性能の高さとも言えました。iPhone のカメラはコンパクトデジタルカメラが売れなくなるくらい素晴らしいです。メーカーがなせる技です。
でも、Android のメーカー勢も追いつきました。一部の機種のカメラは、客観的な指標で iPhone を追い抜いています。
iPhone は素晴らしく、ブランドイメージもサイコーです。でも、ちょっと安い Android で充分じゃない?いや、Android、悪くないね。というスタイルが増えたのでしょう。
自分の子供に初めての買い与えるスマフォは、何にしますか?
よくわからないから、あまり効果じゃない方がいいわ…という高齢者層は何を選ぶでしょうか?
皆が高級車に乗る必要があるわけではないですから。
正確には Google が本気でデザイン(ハードとソフトの融合)してメーカーに作らせたのが Pixel シリーズです。
Android にもやっと iPhone に匹敵するほどのハード、ソフト融合ハイエンドモデルが登場したのです。最近、ハイエンドモデルが売れない傾向を反映して半額モデルも出ましたね。
最近、特に違いを見せるのはプライバシー情報収集についてのスタンスでしょう。
Apple の戦略は「あなたのプライバシーを収集しません」というものです。そりゃそうです。Apple は個人情報を追跡しても活かせる技術やサービスを持っていませんから。ハードが売れれば良いのです。
Google は「積極的に個人情報を収集します。嫌ならそれぞれOffにして」です。
Google はハードで儲けようとはしていません。スマフォは収入源である広告のための個人情報収集機です。
広告と表現しましたが好意的に表現すれば「アナタに最適化された賢い提案をするために」です。
あなたの好みを反映したランチを提案してくれるかもしれません。レストランはそのリストに載せてもらうために Google に依存することになります。
極端に言えば、iPhone は毎日貴方の側にいるのに貴方に関心の無い単なるメカです。
Android は貴方の事に興味津々で、できるたけ賢く気が利いた提案をしたいと考えています。でも、信頼するかは貴方次第です。
人工知能(AI)に対しての態度次第です。でも、貴方の態度に関係なく、人工知能は私達のライフスタイルに浸透してきます。
Apple の AI 周辺の技術について Siri 以降進化しておらず(Siri の無能さ加減はジョークレベルですよね)、また、AI を賢くする材料は収集しないと宣言しているのですから絶望的です。
でも大丈夫です。
iPhone でも Youtube は見れるし、プライムビデオも見れます。
そうです。iPhone を使っても、Google や Amazon 等の気の利いた他社サービスを利用する限り、完全なプライバシー保護はあり得ないのです。
そこが iPhone の広告マジックです。iPhone がプライバシー保護に万全というわけではなく、それは微微たる努力目標でしかありません。
予想では、遠くない未来に、プライバシーを収集しないというポリシーをウヤムヤにするでしょう。
iPhone は Mac のように、ある層に好んで使われる程度のシェアに落ち着いてしまうかもしれません。でも、ジョブズのスピリットが活きているならば、次元の違うナニかを魅せてくれるかもしれませんね。そこが Apple に期待できる魅力です。