こんばんは、kikoyamadaです。
メモがてら、読書感想文がてら、紹介がてら、な文章パート2です。
(1. ジョージ・オーウェル『動物農場』)
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原題 The Catcher in the Rye
邦題 キャッチャー・イン・ザ・ライ
著者 J. D. Salinger
訳者 村上春樹
どんな本か
「僕」こと17歳のホールデン・コーンフィールドが、「具合がけっこうまずくなって、療養のためにここに送られてくる直前に起こった」3日間の出来事を、一人称で語る。その出来事は大まかに言えば、ホールデンが寄宿制の学校を退学になって、そのままニューヨークの自宅まで3日間かけて帰る、というもの。
軽い気持ちでお子さんに与えてはならぬ
僕がこの本を読んだことのない大人に一番に言っておきたいのは、これは心の闇にリアルに入り込んでいく作品だってことです。
この本は『ライ麦畑でつかまえて』という別の邦題でも訳されていて、そっちを聞き慣れていた僕は、その響きから喚起される「朗らかな古典的名作」みたいなイメージから、案の定、舐めた気持ちでこの本を読み始めました。
しかし、なんということでしょう。
これが実に闇闇した作品だったんですね。
主人公のホールデンくんはすごく純粋で綺麗な心を持ってるんですが、それがあまりに純粋であるばかりに周りの矛盾した部分をうまく心に配置することができず、だんだんと崩れていってしまう。その様子が強い説得力で描かれています。
これのタチが悪いのは、語り口がフレンドリーな一人称だというところです。読者はさらっと深い闇に連れていかれます。そしてその闇を外側から客観的に見るのではなく、内側から主観的に見ていくことになるので、人によってはそれが闇だってことに気づかない可能性もあるわけです。そういう意味で危険な本です。
で、その深い闇はどこからくるんだろうと思ったら、著者のJ.D.サリンジャーという人には第二次世界大戦に兵士として参加し、そこで神経衰弱に陥ったという過去があったんですね。
なので「とりあえずこの名作っぽい本、子供に与えとくか」は危険だと言えます。『ライ麦畑でつかまえて』って朗らかじゃないですか。違うんですよ。『キャッチャー・イン・ザ・ライ』なんですよ。『The Catcher in the Rye』なんです。それだけを世のお母様方に伝えられれば僕は本望です。
とはいえ、本がおもしろいことには間違いないので
気になった方はぜひ読んでみてください。
ではでは