最近目立つ報道は、ビットコインに迫るデッドクロスです。下は、3月16日のブルームバーグから抜粋したものです。
チャートのパターンから将来の価格動向を予想するトレーダーには、仮想通貨ビットコインの一段安の可能性を示す多くの指標が見て取れる。ビットコインの50日移動平均線は、200日移動平均に過去9カ月で最も近い水準に下落している。200日移動平均線を下回れば、2015年以来となる「デッドクロス」となり、テクニカル分析を重視するトレーダーにとっては新たな下落シグナルとなる。
それでは、ビットコインの日足チャートを見てみましょう。
注目は、矢印で示した部分です。50日移動平均線(青)の下降が続き、200日移動平均線(赤)を下抜けるデッドクロスがいよいよ起きそうです。記事で指摘されているように、チャートを見てトレードする人にとってデッドクロスは売りシグナルですから、ビットコイン価格は重要な位置に差し掛かっています。
もちろん、デッドクロスで売れば必ず儲かるという意味ではありません。値動きには「ダマシ」という現象も起きますから、移動平均線だけでなく、他の指標を見ることも大切です。
ブルームバーグは、更にこのような興味深いことを指摘しています。
仮想通貨投資家の多くはテクニカル分析に従ってはいないものの、ビットコインが昨年12月に最高値を更新した後は、テクニカル指標を重視するプロのトレーダーからデジタル通貨への関心が高まっている。
ここで質問します。最高値の更新の他に、昨年12月にはビットコイン市場にどんな事が起きたでしょうか?正解は、シカゴの先物取引所でビットコインの先物取引がスタートしました。下が日足チャートです。
先物の取引が始まったのは、ビットコインが高値を更新した翌日の12月18日です。そして見ての通り、先物の取引開始と同時にビットコインの下げが始まっています。言い換えると、プロたちが一斉に行ったことはビットコインの売りです。
記事には、「仮想通貨投資家の多くはテクニカル分析に従ってはいない」と明記されています。しかし、プロが参加している今日、私たちは少なくともテクニカル分析の基本を学ぶ必要があります。そしてもう一つ重要なことは、プロの動きを知るために、ビットコインの先物チャートも見る必要があります。
記事の最後には、テクニカル・アナリストのこんな意見が記されています。
下落トレンドが繰り返された場合、2月後半の高値から76%の大幅安に備えるべきだと結論付けた。これはビットコインが2800ドルに下落することを意味する。
(参照した記事:ビットコインの「デッドクロス」接近、2800ドルに下落との見方も)
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