「こんな会社は辞めてやる!」と嫌な気分になることがあります。会社を辞めてしまう理由は人それぞれですが、多くの場合、職場での人間関係が大きな原因となっているようです。
特に、上司とうまく行かない、というのは職場における自分の立場を悪くしますから、会社へ行くこと自体が嫌になってしまいます。これと同様に、同僚たちと上手く行かないというのも会社を辞める原因となります。
米国にディラーズという百貨店があります。ニューヨーク証券取引所に上場されている企業ですが、実はディラーズは、「こんな会社では絶対に働きたくない」という不名誉なリストに入ったことでも有名になりました。
ディラーズは1938年、ウィリアム・ディラード氏によって創立されました。ディラーズが社員から嫌われている一番の理由は、ニューヨークに上場されている企業であるにもかかわらず、経営内容が創立以来大して変わっていないのです。もっと具体的に言うと、経営陣を占めるのはディラード一家であり、外部の者がトップに昇進することができないのです。
下はディラーズの日足チャートです。2月に稀に見るパターンが形成されています。
矢印の方向で分かるように、トレンドは明確な下げ基調です。注目は円内になります。ボリンジャー・バンド(黒い点線)の幅が極めて狭くなり、ケルトナー・チャネルの中へ完全に入ってしまいました。(ボリンジャー・バンドの上限と下限バンドは、20日移動平均線から2シグマ離れたところに引かれています。ケルトナー・チャネルの中央の線は20日移動平均線(黒い点線)、そして上限と下限チャネル(赤い線)を決定するために使われている乗数は1.5です。)
ボリンジャー・バンドの幅が狭くなることは「バンド・スクイーズ」と呼ばれ、スクイーズの後には大きな動きが起きる傾向があります。円内で起きたのは単なるバンド・スクイーズではなく、ボリンジャー・バンドの全てがケルトナー・チャネルの中へ入ってしまう稀なスクイーズです。
ボリンジャー・バンドとケルトナー・チャネルを併用したスクイーズを有名にしたのはジョン・カーター氏です。繰り返しになりますが、ボリンジャー・バンドだけでもスクイーズを見つけることは可能です。しかし、カーター氏の提唱するケルトナー・チャネルも同時に使うことで、より強力なスクイーズを見つけることができます。
最後に、もう一例見てみましょう。これも同業の百貨店、メイシーズの日足チャートです。
矢印で示した部分です。ボリンジャー・バンドがケルトナー・チャネル内に入りスクイーズが起きています。見てのとおり、株価はその後、窓を開けての大きな下げとなりました。