令和初の昭和の日に明和の話を聞く

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今日は一日、一歩も家から出ませんでした。コロナ禍ですっかり忘れられている感がありますが、今日は令和初の「昭和の日」です。

令和に昭和、「和」つながりで、「明和」の時代が舞台の講談『中村仲蔵』を聞きました。もちろん、読み手は、神田伯山、2月の襲名披露興行での口演です。

「血のない役者」つまり、役者の家の生れでない歌舞伎役者中村仲蔵が、苦悩しながらも役に工夫を重ね、仲間内の嫉妬も跳ね返して出世していく物語で、中心となるエピソードは明和5年(1766年)、『仮名手本忠臣蔵』五段目の斧定九郎役を割り当てられた際の苦悩と工夫です。多くの落語家や講釈師が演じたネタですが、伯山版『中村仲蔵』は迫真の心理描写に凄みがあり、仲蔵に伯山自身が重なって見えるというのが衆目の一致するところです。

工夫をしない者が、工夫をする者をやたらと責め立てる

伯山自身の心の叫びのようにも聞こえて胸を打ちます。

『神田伯山ティービー』では襲名披露興行で4年間の封印を解いた『グレーゾーン』も公開されているのですが・・・・

子供の頃に千代の富士ファンだった僕には正直、複雑な思いを禁じ得ないネタですが、それでも紹介せざるを得ない凄いネタです。特にプロレスか笑点のどちらかが好きな方は必見ですw

ちなみに千代の富士といえば、大乃国に敗れて連勝が53で止まった一番が昭和最後の取り組みだったのでした。

以上、そんなこんなで、令和初の昭和の日でした。

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