写真は散歩の途中で見た彼岸花。
私の父は一昨年に南仙台にある老人施設に入所しましたが、本当は自宅に帰りたかったようです。そこでは自分のこだわりの本やCDに囲まれて過ごしていました。しかしケアマネさんに「一人で食事できる?洗濯できる?」と聞かれて自宅に帰るのは無理であることを悟るのです。
それから仙台フィルの創始者の方、クラシック音楽に造詣の深い方、絵かきの方と続々芸術的な方々が入ってきました。仙台フィルの創始者の方は90代と高齢で具合悪くしていることが多く、お会いする機会も少なかったようです。しかも立場上、内情を明かせない事情がおありのようで。クラシック音楽に造詣の深い方にはいろいろなことを教えていただいたようです。父と電話した時に、ベートーヴェン好きな父が聴きそうにない曲(シューマンのピアノ協奏曲)が聞こえてきたので聞いたら、その方からCDを借りたと。クララ・ハスキルによる演奏でした。世界が広がって良かったんじゃないでしょうか。
絵かきの方も入ってきました。右手が利き腕なのに、その右手がだんだん動かなくなってきていると苦悩されているそうです。
父は本当は自宅に帰りたいでしょうが、恵まれている方だと思います。JR の運転士だったので年金も国民年金しかない方よりは多いし、施設に入れなくて順番待ちの方もいらっしゃるでしょうから。文化芸術の話を共有できる人もいます。
絵を描く方がこのHive にもいらっしゃると思いますが私は絵かきの端くれとして自分の将来を見ているような気分でした。いや、施設にも入れなくて孤独死かなと思ったりします。
ということで親が施設に入っている者のつぶやきでした。