私は健康関係で常に不安を抱えていて、健康に関する本を買って読んでいます。とくに、ニセ科学批判で有名な法政大学教職課程センター教授で「RikaTan(理科の探検)」編集長の左巻健男さんの「ニセ科学を見抜くセンス」「暮らしのなかのニセ科学」などを読んでいます。
ニセ科学とは科学っぽく装っているけど科学とは程遠いもののことです。
左巻さんが取り上げるニセ科学とは主に
がん放置療法、免疫細胞療法、コーヒー浣腸、宿便、サプリメント、セルライト、ホメオパシー、不食、血液サラサラ、経皮毒、足裏デトックス、水のクラスター、磁化水、アルカリイオン整水器、水素水、「水からの伝言」、マイナスイオン、トルマリン、ゲルマニウム、プラズマクラスター、ナノイー、EM菌
今回取り上げるのはスティーブ・ジョブズの例がとくに悲しいからです。左巻さんの「暮らしのなかのニセ科学」から簡単に説明します。
スティーブ・ジョブズ(1955〜2011年)は、説明するまでもなく、アップル社の創業者の一人です。亡くなった時、多くの人が惜しむ言葉を残していたことを思い出します。
2003年、彼にすい臓がんが見つかりました。ほとんどのすい臓がんは治療できない「腺がん」というタイプだったのに彼の場合は「すい臓神経内分泌腫瘍」という珍しいタイプでした。すぐに手術すれば助かっていたかもしれません。
しかし、彼は手術を拒否しました。若い頃から没頭していた東洋思想などからの影響で、体を切り刻まれたくないという、西洋医学への拒否感があったかもしれません。
彼は、新鮮なニンジンとフルーツジュースを大量にとるという絶対菜食主義を実践しました。ハーブ薬なども併用し、コーヒー浣腸もしました。
2004年7月の金曜日、CTスキャンには大きくなったがんが写っていました。転移も見られました。現実に向き合うしかなくなりました。手術の結果、肝臓に3か所の転移が見つかりました。
その後がんは広がり、徐々に体調が下り坂になり、2011年7月の段階では骨をはじめあちこちにがんが転移してしまい、治療できる薬はなくなってしまいました。そして2011年10月5日、ジョブズは56歳で逝去しました。
彼のような高い知性の持ち主でもハマってしまうニセ科学、心底こわいと思いました。
彼以外にも著名人だけでもニセ科学にハマって命を落とした方が何人もおられますね。
がんの標準治療は手術、抗がん剤、放射線治療ですが、Hive にも過去にがんサバイバーであることを打ち明けた方がいますが、手術を受けておられますがそれでいいんだとつくづく思います。
そういう私も軽くひっかかっていた時期があります。取り返しがつくうちに気づいて良かったです。
ということで前から心にひっかかっていたことを書けて良かったです。