ピカソが絶賛したユトリロ

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写真はフランスの画家モーリス・ユトリロの油彩の風景画「コタン小路」。

私は自分はどういうアートをしたらいいか、模索していました。抽象画を描いたこともあります。そこでパブロ・ピカソというスペイン出身のキュビスムで有名な画家を思い出しました。あの、女の人の目や鼻がとんでもない位置に描かれた絵で有名なアーティストです。同じ時代にたくさんの新しいアートの潮流がありました。自らは実験的なアートを追究したピカソが、正反対と思える画業(具象の風景画)を続けたユトリロを絶賛していたというのです。そこがピカソの面白いところです。

仙台の上愛子の実家にユトリロの画集を置いてきてしまいました。生い立ちが恵まれなかったユトリロは、アルコールに溺れて、治療のために絵を描き始めたといいます。大人になっても子どもからさえいじめられたというユトリロの、なんともいえない寂しい、詩情あふれるモンマルトルの絵の数々。彼の孤独に私はうたれました。

実は彼の母のシュザンヌ・ヴァラドンの絵も好きだったりします。

私は元々若い頃から「一枚の繪」という美術誌で育った人です。原点に帰るのもいいでしょう。ピカソと同じ時代を生きたユトリロのように、具象画、つまり仙台の風景画を描くのもいいなと思い始めました。

読んでくださってありがとうございます。

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