ビットコインは宗教のようなもの?!

Words
535
Reading
3 min
Listen
Play
9y

 米国の著名実業家マーク・キューバン氏がビットコインについてツイートし、投資家たちの間で話題となりました。

 

ビットコインはバブルだと思う。いつ、どの程度の下落となるかは分からないが、皆が「簡単に儲けたよ」と自慢しているのはバブルの証拠だ。

 3月25日、928ドルで取引されていたビットコインは現在2838ドルで取引されているのですから、正にバブルといった様相です。 

 キューバン氏は、更にこうツイートしています。 

誰もがどこからでも株を買うことができる。クリプト(暗号通貨)は金のようなもの、そしてアセットというより宗教に近い。金は綺麗な宝石になるが、暗号通貨はそうはいかない。

 暗号通貨の部分をビットコインに入れ換えてみましょう。(注:暗号通貨と仮想通貨は本質的に同じものですから、暗号通貨=仮想通貨です。) 

誰もがどこからでも株を買うことができる。ビットコインは金のようなもの、そしてアセットというより宗教に近い。金は綺麗な宝石になるが、ビットコインはそうはいかない。

 ビットコイン価格がバブル化しているという見方には同意できますが、ビットコインは「アセットというより宗教に近い」という見方には賛成できません。ご存知のように、日本政府はビットコインは公的な決済手段に利用できるものであるとし、ビットコインを貨幣に認定しています。日本だけでなく、ヨーロッパの国々でもビットコインは決済手段として広がっています。貨幣なのですから、ビットコインがあれば靴、自動車、ピザ、と何でも買うことができます。 

 では金の場合はどうでしょうか?金で払うから車を売ってくれ、という要求を受け入れる自動車販売店はゼロだと断言することはできませんが、おそらくその数は極めて少ないことでしょう。たとえ客が店内に金の延べ棒を持参しても、それが本物であるという保証はありませんから、貨幣に認定されたビットコインで取引した方が安全です。言い換えると、ビットコインは宗教に近いものではなく、とても実用性が高い便利なものです。 

 キューバン氏は、もう一つこんなツイートをしています。


私はビットコインの価値を疑っていない。問題はバリュエーションだ。

 要するに、キューバン氏は現在のビットコイン価格は割高だと言っているのです。たとえば株の場合なら、株価収益率などを使って、現在の株価が割高なのかそれとも割安なのかを判断することができます。もちろん、人気株は常に割高な株価で取引されるのが当たり前ですから、適正だと思われる水準で取引されることはありません。 

 ビットコインの適正価格は私には分かりません、そしてどこまで上昇するかも分かりません。チャールズ・ヒュー・スミス氏(of two minds)はこう述べています。 

ビットコインの懐疑者は、ビットコインの天井は3000ドルだ、5000ドルだ、と様々な予想を発表し続けることだろう。しかし、ビットコインが本格的なバブルとなるのは予想が全く聞かれなくなった時だ。

 世界の国々は膨大な債務を抱え、先進国の国債市場が崩壊するのは時間の問題だと言われています。「そのような混乱が起きるとき、ビットコイン価格は最高のレベルに達するだろう」、ともスミス氏は述べています。 

(情報源:マーク・キューバン氏のツイート

Projecting the Price of Bitcoin

What if the bitcoin bubble bursts?)