今日はスーパーボウル、フットボールのファンでなくても今日だけは別、多くの人たちが友人宅に集まってパーティーです。
膨大な量のワイン、ビール、それにポテトチップスが消費され、米国の社会問題となっている肥満がいっそう深刻化する日でもあります。
さて、先週金曜の米国株式市場は大幅な下落となり、月曜のマーケットの行方が心配されています。
見てのとおり、ダウ平均は665.75ポイント(2.54%)の下げでした。大きな下げであることは事実ですが、マスコミは666ポイントの下げだ!とセンセーショナルに報道しています。
株式市場が崩れ始めた大きな原因の一つは、急ピッチに上昇する米国債の利回りです。下は、米10年国債利回り指数の週足チャートです。
現在の利回りは2.854%ですから、2016年7月の1.4%から2倍になっています。もしAB=CDが形成されているのなら、目標のDは3.32%付近になります。
ゴールドマン・サックスのアナリストは、「2.75%以上の利回りは株に悪影響となる」と発表しています。新債券王として知られるジェフリー・ガンドラック氏は、「2.63%以上は株に悪材料」と述べています。債券王のビル・グロース氏は、国債のベアマーケット入りを宣言しています。これだけ大物の名前が揃うと、個人投資家たちは米国債など買う気になれないだけでなく、株に手を出す気にもなれないことでしょう。
さて、「2.75%以上の利回りは株に悪影響」という見方を発表したゴールドマン・サックスは、顧客たちに株を売ることを推奨しているのでしょうか?ゼロヘッジの記事によると、金曜の大幅な下げを受け、「これは1987年の再来でしょうか?株を手放すべきでしょうか?」という質問がゴールドマン・サックスに多数寄せられているようです。
では、ゴールドマン・サックスはどう回答したのでしょうか?ご察しのとおり、インベストメント・バンカーという立場にあるゴールドマン・サックスが「即刻売りなさい!」などと言うことはありません。しかし、現状は1987年と違うということを長々と説明した後、こんなことも最後に手短に述べたそうです。
持ち株を売るのではなく、下げに備えてプットオプションの買いを考慮したい。
プットを買え、と言っているのですから、ゴールドマン・サックスも下げの心配をしていることは事実です。
マーケットの状況が心配になる時は、ジェシー・リバモアのこの言葉を考えてみることをおすすめします。
相場全体の流れが自分の目にいやな形として映る場合、自分の認識以上に不利な状況と見る必要がある。適切な流れをつかみ、その枠組みの中で取引を展開すること、強風に逆らって船をだすような無謀はさけるべきだ。
(参照した記事:Goldman's Clients Have Just One Question: Is It Really 1987 All Over Again?)