米国のマーケット史上、こんなことが起きたのは2度しかない。それは暴落が起きる直前の2000年3月と2008年1月だった。(キング・ワールド・ニュース)
大げさな見出しに笑ってしまいましたが、センチメントレーダーのゲファート氏の言葉が引用されていたので記事を読んでみました。
S&P500指数の二重人格:先週、S&P500指数に属する銘柄の32に買いのクライマックスが起きた。それと同時に、17の銘柄に売りのクライマックスが起きた。これは極めて珍しいことだ。通常、買いのクライマックスが発生しているときは、売りのクライマックスが起きている銘柄はほとんど無い。それと同様に、売りのクライマックスが起きている場合は、買いのクライマックスが発生している銘柄はほとんど無い。現在のように、売りと買いのクライマックスが同時に多数の銘柄に起きたことは過去2度あった。それは2000年の3月と2008年の1月だ。
2000年3月に、この稀な現象が起きた後、ナスダック市場は約80%の暴落、そして2008年1月にこの現象が起きた後、ダウ平均は50%を超える大きな下落となりました。
キング・ワールド・ニュースの結論はこれです。
今回も前回二度と同様に、米国株式市場は大きな下げに襲われる。このような状況で、最も恩恵を受けるのは金だ。
キング・ワールド・ニュースは、金の買いを勧める記事で溢れているサイトなので、この結論には全く驚きませんでした。言い換えると、金を買えといつも言っている人が、今日も同じことを言っているだけですから、この記事には大した説得力はありません。
では、説得力が最もあるものは何でしょうか?金を買わないことで有名なウォーレン・バフェット氏がテレビに出演して、「私は金を買った」などと発言したら、金価格はおそらく大きく上昇することでしょう・しかし、全ての人がテレビを見る訳ではないですから、見なかった人は何を材料にして買うのでしょうか?
単純な質問をします。なぜアマゾンは人気株なのでしょうか?アマゾンに投資した全ての人たちは、アマゾンの一株利益、売上、成長率などを慎重に調べたのでしょうか?もちろん答えは「ノー」です。
「ふざけた事を言うな」と怒る人もいるかもしれませんが、人々がアマゾン株を買う理由は、アマゾンの株価が上昇しているからです。株価は全く動かない、または下げが続いている状態なら、アマゾンは人気株にはなりません。
下は、金のETFの週足チャートです。
超人気化している、と言えるチャートパターンではありません。金の信奉者は割安な金価格を指摘していますが、勢いのある上昇ラリーが展開されないかぎり、一般投資家は金に興味を示すことはないでしょう。ニュースが一時的な起爆剤になることは確かですが、私たちが株を買う直接的な理由は、株価が連日上昇しているからです。
(参照した記事:WARNING: Last Time We Saw Anything Like This Was Right Before March 2000 & January 2008 Collapses!)