人生における大きなウソの一つは「情熱に従え」という言葉だ。 -- マーク・キューバン
先ず、マーク・キューバン氏の簡単な紹介です。(資料:ウィキペディア)
情熱に従うことの何が間違っているのでしょうか?情熱を感じることに打ち込むことが成功につながる、と信じている人は多い筈ですが、キューバン氏はこんな例を挙げています。
私は野球が大好きだった。もちろん、野球に対する情熱もあった。しかし、私の投げる速球は70マイル(112キロ)しかない。メジャーのピッチャーの速球は90マイル(144キロ)を超えている。私はバスケットボールにも情熱を感じていた。しかし、私の跳躍力はプロ選手には遠く及ばない。
ここまで聞くと、キューバン氏は「たとえどんなに情熱があっても、才能や素質の無いことには手を出すな」と言っているように思えます。
氏の話の続きです。
私が情熱を感じるものは多数ある。多くの人たちは「情熱」の重要性を説くが、情熱に焦点を当てることは間違っていると思う。自分自身をふり返ってみると、私は情熱を感じているものに打ち込んだから成功したのではない。重要なことは、自分はどんなことに時間を最も費やし努力しているかを考えてみることだ。
たとえば、あなたはピアノが大好き、ピアノに対する大きな情熱を持ち、将来はピアニストになりたいと思っていたとします。キューバン氏は、「ピアノに対する情熱は間違いだ」とは言っていません。氏が質問していることは、「あなたは実際にピアノの練習にどれほどの時間を割り当て努力していますか?」ということです。練習時間は毎日30分でしょうか?それとも毎日6時間をピアノの練習に割り当てているでしょうか?
「好きこそ物の上手なれ」という諺があります。たしかに、その通りだと思います。しかし、好きなもの、情熱を感じるものに、私たちは実際にどの程度の時間を割り当て努力しているでしょうか?
キューバン氏の話に戻ります。
あることに没頭し、そのことに十分な時間をかければ、あなたはそのことがとても上手くなる。ここで秘密を教えよう。あることに上手くなれば、あなたはそれを止めてしまうことはない。なぜなら、自分が上手くできることには大きな楽しみを感じるからだ。
(参照した記事:Billionaire Mark Cuban: ‘One of the great lies of life is follow your passions’)