地球をどれだけ移動したのだろうか。
丸い星に住んでいる限り行き着く場所は限られているのかもしれない。
ただ、このカリブ海の小さな島は日本人からは最も遠い国の一つではないだろうか。
"ドミニカ共和国 −首都サントドミンゴ"
僕にとってはこれが初めての『ラテンアメリカ』であり、カリブの国。
正に「新世界」なのである。
「旅こそ学び、学ぶために旅を」がモットーの自分は、未知なる文化との遭遇は脳への栄養分だと思っている。
新鮮さと驚き、太陽と海、人の優しさと果てしなさに毎日経験値を貯めてバージョンアップされる頭の中。
出会いや別れを繰り返して訪れる感情のジェットコースターを降りてもまだ、旅を続けて行きたいと思えた。楽しい時間だけは異国にいても早く過ぎてしまうみたいだ。
歴史的にドミニカ共和国は「ラテンアメリカの祖」とも言える。
全てはここから始まったのだ。
大陸間の貿易 − それは奴隷貿易という人類史の一端。実際に首都サントドミンゴのそばにある遺跡まで友達が連れて行ってくれた。
ここでは砂糖の貯蔵庫。地主や奴隷が実際に暮らしていた建物が残されている。
何100年も前の物である。
すぐ側に船を停泊させて砂糖を積み、河口を抜け、大西洋を横断しヨーロッパに砂糖を届けていたらしい。
なんともスケールがでかい話である。
首都サントドミンゴに戻り、コロニアル歴史地区を歩けば数百年前の建物が目に飛び込んでくる。
夜になっても治らないラテンの熱量はカリブが運ぶ海風のそれと共に体に纏わりつく。
中米に来る前は「これ」ばかりはきっと慣れる事がないと思っていたが、そんな事は無かった。3日もすればまるで気にならなくなった。
このドミニカ共和国の旅は旧友に会う旅でもあったので、ドミニカ国内を隈なく巡ると言うよりは、ローカルの視点を自分の物にする事が出来た。その一つがドミニカの食だった。
食材や味付けなど自分の − そして多くの日本人の − 慣れ親しんだ物とは違う食文化。
これはYouTubeの動画でも出して行くのでそちらを見て頂きたい。
胃袋はすっかりドミニカンになった自分に友達が別れ際「今回の旅は“食の旅”になったわね」と。それだけ魅了してくれたドミニカ料理には素直に「参った」と言わざるを得ないのかもしれない。
思えばベルギーで飛行機が飛ばず1日足止めをくらい、サントドミンゴからメキシコへの飛行機を逃し (結局、次の飛行機でカンクンへ)終始ドラブルの連続でもあった1週間にも関わらず、これだけ楽しめたのはここには自分を惹きつけるだけのエネルギーがあると思う。今までの旅では経験出来なかった − 文化のベクトルと言う意味で感じるもの − 新しさ。これだから旅はやめられない。
また落ち着いたら詳しく書いていこうかな。
6月吉日 − Playa Del CarmenのHostelにて
iYuta