Netflixオリジナルのドキュメンタリー「世界の”現実”旅行(Dark Tourist)」を見始めました。ニュージーランド出身のジャーナリストDavidが死・恐怖をテーマに世界の現実を映し出す番組です。ジャーナリズムは観るのがとても楽しいです。
第一回は「ラテンアメリカ」です。
いきなりアングラの大本命が出てきた感じがありますw
僕自身もアメリカから中米にかけて旅をしたことがあります。ホンジュラスでは強盗に襲われる可能性があるため移動するのが危険だと言われ、少しだけ死を覚悟しながらバス移動をしました。
危険地域に「成るように成るさ」精神で行けたのは若気の至りだったかもしれません。スペイン語の響きはそこまで好きにはなれませんでしたが、スペイン語の音楽はカッコよかったです。
パブロ・エスコパルはコロンビア最大の麻薬密売組織を創設し、麻薬王と呼ばれた人です。彼の命令によって警察など400人が殺され、凶悪人として知られています。
しかし、彼のホームタウンメディシンでは、この街を作った人として崇められているようです。当時は彼を捕まえる側だった警官が今やパブロ・エスコバルツアーを催行する側になっている、かつてパブロに仕え何百もの人間を殺したポパイはYoutuberになり人気を博すなど、まさに「事実は小説よりも奇なり」の様子が映されています。
メキシコを中心に南米で信仰されるサンタ・ムエルテ(死の聖母)。犯罪者や麻薬集団が信仰する宗教として一般からは恐れ嫌煙されており、国からも違法なものとして扱われています。
Davidはサンタ・ムエルテのリーダーとされているドナ・キエテをなんと突撃取材。実際に会話をし、触れ合う中でまさかの意気投合。映像に映る彼女はどこにでもいるおばちゃんであり、自らガンを患いながらもそれにすら感謝をし、前向きに生きる様子を収めています。
最後はお祭りの日にケーキを配る様子を映し出し、貧しいながらも死を恐れない宗教と締めくくっています。政情が不安定で、常に死と隣り合わせだからこそ、死を恐れないという信仰が多くの人の支持を得ているのでしょう。宗教というと怖いイメージがありますが、コミュニティみたいに身近なもののように見えますね。とはいえ骸骨は怖い。
最後は現在問題となっているアメリカへの移民問題についてです。なんと、「国境超え体験ツアー」が存在するとのことで参加しています。
随時国境を超える際に盗賊に襲われるアトラクションがメインです。事あるごとにツアーに演者が出てきてツアー参加者を襲っていてなかなかシュール。
ツアーの目的は不法難民が覚悟しなければならない不遇を伝えることで、臨場感とリアルにこだわって演出されていました。1人参加$50です。目的もあり、需要も小さく細くありそうなビジネスですね。
途中で死ぬリスクを犯してまでアメリカを目指す人たちはどのような気持ちなのでしょう?