jp-Friendship#4 「あだしの好きな街並み」

@sallyfunさんからバトンがブーメランの如く飛んでまいりまして、しばらく休眠状態にあった所を叩き起こされました@katakotoと申します。職業は世界で初めてのプロ下ネタトランスレーターです。

さすがはオーストラリアにお住いの@sallyfunさん、アボリジニ仕込みのブーメランは今回も、見事、僕の眉間のど真ん中に命中しております。

さて、今回のお題は「あなたの好きな街並み」を挙げなさいとの事。
https://steemit.com/jp-friendship/@steemit-jp/jp-friendship-4-by-steemit-jp

「こちとら外に出て、その辺を適当にパシャリとすればそれがすぐ絵になるようなそんな素敵なオシャレ都市になんか住んでねぇんだよ!誰が古新聞がさびしく舞い踊るシャッター商店街や、イオンモールに休日の全てを支配され、しまむらファッションに身を包んだ人々の写真見て喜ぶんだよ!最寄りのコンビニまで車で5分かかる田舎者のオレの悲しみがお前らにわかるか!」

と泣き叫びながらドアを開けて表に出てみると、僕はなぜだかカナダにいたのでした。

そうか、僕は今、カナダで暮らしているのか。

町に初めてできたファーストフードで、レジのバイトのお姉さんにドキドキしながら赤ら顔で注文をしていたあの少年が、今やバンクーバーのホットドッグをほおばりながら通りを闊歩か。人生とは自分次第でどうとでもなる、面白いものだな。

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二枚目の写真、何のことはない普通の街並みのスナップショットと思われた事でしょう。しかし、この写真には現代史を揺るがすある衝撃的なものが映り込んでいるのです。左下にズームしてみましょう。

お気づきになられただろうか。

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Weed Freedom (大麻自由化)

そう、カナダではこの10月から先進国で初めて嗜好品としての大麻の使用が自由化されたのです。

「大麻って麻薬でしょ!?あら怖い!そんなモノを国が許可するなんて、この国の首相はきっと頭がイカレているんだわ!イケメンなのに超残念!」

という声がどこからか聞こえてきましたが、僕はここで別に大麻の良い悪いを議論したいのではありません。お伝えしたいのは場所が変われば、あなたの“当たり前”“こうあるべき”は全然違うものになるというお話です。

あらゆるクレームに予防線を張った機械のようなコンビニ店員に、無表情で最小限の会話で会計を処理されるよりも、両腕タトゥーびっしりのレジ係りに、ガムをくっちゃくっちゃされながら、そして軽く世間話でも交わしながらタラタラと対応してもらう方が、心地よいと感じる、もしくはそれを何とも思わない人間がこの世界には一定層いるというのも、知っておいて損はないと思います。

何かわけもなくしんどくなったら、思い出してみてください。自分というより“社会”が強制してくる“当たり前”に、自分の大事な毎日が、窒息させられそうになっていないかを。

国境何て点線さ。


僕はブーメランの扱いにはあまり慣れていないので、自分の所に戻ってきてしまうかもわかりませんが、このバトンを@afukichiさんに向かって投げてみたいと思います。エイヤッ!

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