@steemit-jpさんのコンテスト、前回に引き続き今回も参加させていただきます。
僕の心に一番突き刺さったマンガは水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」です。
僕はアメリカに留学していたときに初めてこのマンガを読みました。
24歳でアメリカに行った僕は、勉強は苦しくても、アメリカでの生活が楽しくて、日本のことはあまり思い出しませんでした。
アメリカへ来てジャズをやるからには身も心もアメリカ人になろうと思っていたので、アメリカ人のルームメイトと暮らし、日本食は食べずに暮らしていましたが、それを苦しいと思ったこともありませんでした。
でもある日、友達に借りて「ゲゲゲの鬼太郎」を読むと、一気に日本がなつかしくなってしまいました。
梅雨らしい、雨の降る風景が描かれていました。
湿った土と、苔の匂いまで漂ってくるような絵と物語、そして妖怪たちから、アメリカでは絶対に感じることの出来ない日本の空気が流れてきました。
今でも忘れられない体験です。