会社辞めた友人との話 〜XX、会社やめたってよ〜

高校時代からの長い付き合いの友人が会社を辞めたそうです。

今年のお正月の年賀状に突然「会社辞めました」と書いてあり、連絡を取りつつも、彼は次の生活の準備に慌ただしくなかなか会うタイミングが合いませんでした。

そんな中、ようやく今晩彼と2人で話すことができました。

彼は大手の自動車メーカーに勤めていたのですが話を聞くに、大きく3つ

・インド赴任を命じられ、大気汚染が進むデリーに幼い子供を連れていきたくなかったこと
・やりがいのある大プロジェクトの最中、特に根拠の無いアサインを受け、企業にとって自分とは何なのかという憤りを感じたこと
・自分の人生は何のためのものなのか深く考えたところ、少なくとも会社のためではないと気づいたこと。家族をおいて他に優先するものは無い事を自覚したこと

付随する話は色々あれど、以上の理由を聞いて、人ごとに感じない会社員の方は多いのではないでしょうか。

そして、私もその1人です。

我々は、誰のために何のために働いているのか。

彼の場合、何も考えなければ、そのまま大手企業の安定した暮らしが約束されているわけですが、上記に述べたような疑問を感じながら、これから数十年その会社に対してエンゲージメントを感じながら仕事をすることができるでしょうか。

それが、企業にとって、彼にとって、社会にとって幸せな選択と言えるでしょうか。

彼は、地方に移り住み、奥さんのご実家の稼業を継承していく道を選んだそうです。

経済合理的には正解では無い道を選んだと思いますが、私は彼の行動を完全に支持します。

もっと、個人が自由な価値観のもとで行動できる世の中になる事を願い、帰りの電車に揺られています。
本来ならその自由を約束されているはずなのに、見えない枷から逃れられない自分たちの暮らしに想いを馳せつつ電車に揺られています。

自分を含む、強い弱さに縛られた人々の幸せと、勇気を持って新たな場所に挑戦していく彼とその家族の幸せを願いつつ。

Have a nice day!!!!

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