Steemitでは普段みなさんがあまり見る・聞くことのないモノを提供したい！
と思う今日この頃。

今回は、以前アップしたこちらの短編映画の制作裏話をお届けします。

映画の内容的なことは、観た人に解釈を委ねるべきだと思っています。
だから物語の解説はしません。

「どんな感じで作ってたか？」をゆる～くお楽しみくださいw

【制作に至る経緯】

『さぬき映画祭』という映画祭の『さぬきストーリー・プロジェクト』にエントリーするのが目的でした。

この映画祭は『踊る大捜査線』で有名な本広克行監督がディレクターの結構デカイ映画祭です。
（本広監督は香川県ご出身。『UDON』という映画からもおわかりかと思います。）

「映画祭行って関係者と繋がろうぜ～！」っていう軽いノリと打算で(笑)
2017年の年始早々に撮影日数一日で撮りましたw

【原案と脚本作り】

先の『ストーリープロジェクト』というのが、
「一般の方が投稿した小話を脚色自由に映像化してね」というもので、
これが結構しんどい(。-∀-)

たくさんのお話から、
映像尺5分という制約の中で物語になり、予算がかからなくて、面白そうなものを選ぶ。

で、ボクが選んだのが『ハンカチ王子』というお話でした。
要約すると

眼科を受診した帰り。外は雨上がり。
駐輪場で自転車の鍵を探していると、
濡れたサドルを拭くハンカチを探していると勘違いした青年が声をかけてくれた。
思わずお借りしてサドルを拭き、振り返ると彼はいない。
受診後でメガネもしてなかったし、彼のお顔はよくわからなかった。
イケメンに違いない！私のハンカチ王子。

こんな感じでした。
これに後日談を勝手に付け足したのが、この『ぼんやり王子』なわけです。

【撮影にまつわるエトセトラ】

さぁ、撮影当日！

プロは撮影部（カメラマン兼編集）のみ！

あとは友人の役者たちに手伝ってもらう超低予算自主映画スタイル！

しゃー！かかってこい！やったるわい！！

↑眼科は主演の女優が自ら見つけて来てくれました。
雨上がりの設定のために、
外の蛇口とホースとシャワーノズルみたいなのお借りして朝から水撒き！
（ぐるぐるになった青いホース映ってるでしょ？）
上記の画像の範囲までだけ、路面を濡らします。
（松生眼科さん、手伝ってくれたみんな、ありがとう！！）

↑助監督がいないので、自分でカチンコ打ちます。
（バタバタやで…）

↑(´Д｀)ﾊｧ…これ…
完成した動画では主人公が「いない…」って言ってますけど、
本当はOKカットは言ってないこの画像のカットなんです。
でも、赤丸の車が映り込んでて前後のカットが繋がらないんですね…。
なので、やむなくセリフ有りのカットを採用しました。
（極力不要なセリフを入れない、というのがボクなりの映画理論。
　よく見ると、奥の路面…濡れてないでしょ？これが限界でしたw）

↑この辺のくだり。全部違う時間帯に撮影してます。
カメラの置く位置を計測して同一（同ポジ）にするわけです。
この日、主演の女優さんはもう一人の「美しく見えた方」の女優さんにも同じ衣装を着させないといけない都合上、何回着替えたかわかりませんww
（本当にありがとう！！そのくせ「ブスの方」って言ってるみたいでゴメンw）

↑この作品の肝！
これはNGカットをGIFにしたものです。
ご覧の通り、見えなくなった瞬間に入れ替わるという原始的な方法で撮影してます！
（CG？そんな予算はねぇww）

↑ボクもちょっと出演しましたw
…が！尺の都合でカットw