米国事情:太っているのは大した問題ではない!?

 明日に感謝祭を控えマーケットは閑散です。 

 午後2時にFOMC議事録が発表されましたが、ほとんどのトレーダーたちは帰省ラッシュの真っ只中ですから、議事録は大した話題になりませんでした。

 さて、感謝祭、クリスマス、忘年会、新年会、と飲んだり食べたりする機会がこれからどんどん増えます。言い換えると、向こう1カ月半は、ダイエットが極めて難しい季節です。米国の場合、大人の約40%が太り過ぎという統計がありますから、人々は更に体重が増えそうです。 

 肥満者数は年々増えている米国なのですが、人々の肥満に対する認識度は年々下がっています。2003年から2007年を見た場合、41%の人々が「自分は太り過ぎである」と回答していました。しかし2013年から2017年を見ると、「私は太っている」という回答は38%に減っています。 

 更に、2003年から2007年を振り返ると、「体重を減らしたいと思っている」という回答は60%ありましたが、2013年から2017年には、その回答は52%に減っています。「体重を減らそうと努力している」という回答も、28%から25%に減少です。 

 「大人の約40%が太り過ぎ」ということは、大人の約半数が肥満ということですから、米国社会において太っている人たちは少数派ではありません。極端な言い方をすれば、太っているのは当たり前のことですから、無理して体重を減らそうなどという気にはなれません。 

 肥満に対する、人々の見方は明らかに変わっています。 

 人気スポーツ雑誌( スポーツ・イラストレイテッド誌 )が発表した2016年の表紙です。見てのとおり太めの女性が採用され、女性美に関する意見が大きく変化していることも明白です。 

(情報源:Americans Weigh More, but Shun "Overweight" Label

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