【翻訳記事】僕はどうSteemしてるか

土曜日は翻訳記事の日です。そういうことにしました。良質でおもしろい英語の記事を、著者の許可を受けて日本語に訳していきます。


今回はSteemを始めて3日目くらいに読んで、すごくインスピレーションを受けた記事 を紹介します。日米バイリンガルのユーザーである@whatamIdoingさんが、Steemitで活動する上で大切にしてほしいことを、初心者ユーザー向けに記事にしています。日本語ユーザーの初心者さんにも読んでもらいたいので、#jp-newbieのタグをつけています。
@whatamIdoingさんは日本語の記事も書かれていますので、日本語ユーザーの皆さんはぜひフォローしてください!また彼の立ち上げた Be Awesomeディスコード には日本語チャンネルもありますが、いまのところ日本語話者が私と彼しかいませんので(笑)、登録者大歓迎です!

僕はどうSteemしてるか - 悩んでる人へのアドバイス

How I Steem (Guidance for users who are struggling)

@whatamIdoing

もう半年以上Steemitにいて、いろいろと浮き沈みを経て、ようやくいいリズムをつかんだと思います。夏の終わりから秋の初めにかけては行き詰まっていましたが、先月はかなり成長しました。900人だったフォロワーが1300人に、700だったSPが1050に、レピュテーションスコアは56から59に。何か正しく、アカウントの成長につながることができているはずです。一番大事なのは、Steemitでの経験と、僕たちユーザーの前に開かれている可能性に対して、ずっとポジティブな気分になれたっていうことです。

というわけで、ここで僕がどんなふうにSteemitに関わってきたか、体験をシェアしたいと思います。新しいユーザーの人たちが成功するだけじゃなくて、エコシステム全体をもっとフェアなものに、もっと楽しく、素晴らしいものにできるよう、役立ててもらえるとうれしいです。

試行錯誤

どうやってこのコミュニティと関わっていくか、僕はいつも試行錯誤しています。僕は自分の小説を載せるためにSteemitに来たので、誰にも作品を読んでもらえないことに長い間落ち込んでいました。今でも小説を読んでもらえると嬉しいとは思っていますが、Steemitのプラットフォームには限界はあるものの、もっと楽しくて意味のあるかかわり方も沢山あるはずだと思うようになりました。何か道があるはずです。
小説が誰の目にも留まらなかったので「世界の終わりの楽観主義 (Optimism at the End of the World) 」というシリーズを書き始めました。「政治的な自助努力」とも言える作品です。自分の考えや、感情や、信条に十分に責任を持つために、自分自身が絶えず作り上げてきた自己と、社会の中で作り上げられた自己を区別することを、読む人に促そうという目的で書いたシリーズでした。そうして自分を振り返ることで、過去を考え直し、現在と未来を創り上げていけるものです。

このシリーズは…だいたいは…評価されました。OCD ( 訳者注: 良質な発信をしているユーザーを紹介するキュレーショングループの企画https://steemit.com/@ocd ) にも何度か推薦してもらえましたが、書くのが大変でしたし、思うように読んでもらえない投稿もあったし、自分のキャパシティ以上に時間とエネルギーを注いでいることにも気が付きました。


画像リンク

語学関係を試したこともあって、スペイン語学習のグループを作ろうとしたんですが、うまくいきませんでした。すごく気合いを入れていたわけじゃないっていうのもあります。それからもう一回小説を書き始めましたが、やっぱり読んでもらえませんでした。
それから、Be Awesomeディスコードを立ち上げて 上下関係のないコミュニティづくりに力点を移しました。コミュニティの基盤になるのは、誠実なつながりを作ること、それから全員に利益が渡って、自己中心的になるか自己犠牲的になるかの二者択一を迫られず、人に媚びたり金儲けのスキームを考えたりせずに済む方法を見つけることです。

The Deadpost Initiative は、過小評価されている投稿がもっと報酬と読者を得られるようにと始めたものです。まだほとんどの大手アカウントはこの取り組みに注目していませんが、週に一度はtrendingのページに入っているようですし、すぐに注目を集められるようになると思っています。ここ2週間の記事がtrendingに入るきっかけを作ってくれた@sndboxには大感謝です。

それから、もっとブログらしい記事を書くようにしました。日本についての記事、Steemitでの行動についての記事、それから生活、コミュニティ、社会、「スピリチュアリティ」についてのもっとカジュアルな記事です。Steemitは、何であれまず第一にソーシャルメディアプラットフォームなので、書いたことはどんどん忘れ去られて新しい話の中に埋もれ、すべての記事が内容に見合った注目を得られるわけでもありません。記事の質は常に追求すべきですが、ストレスになってはいけません。

自分のために生きてこそ、他の人のために生きられる

僕は仕事というものを信じていません。僕たちが生き延びる方法、もっと快適に生きる方法はありますが、それは楽しくないとだめです。「仕事」は、誰かの利益につながる過程が直接わからないとつまらないものですし、もし僕たちが本当に自由だったら、きっと仕事なんてやりません。なので、Steemitでは自分が他の人の支えになるだけのエネルギーとリソースを保てるよう、自分にとって楽しくて利益になることをやるように心がけています。「世界の終わりの楽観主義」を書くのは好きだったけれど、仕事みたいな感じでしたし、すごくプロフェッショナルで長い文章を書こうと、自分にプレッシャーをかけすぎました。なので、コンテンツ作りはやめないけれどもっとカジュアルにして、自分自身がもっと気楽になれるようにしました。そうすればもっと記事もコメントも書けて、他の人ともつながれるんです。

以前は、記事が多すぎないか、少なすぎないか、内容が幅広すぎないか、逆に狭すぎないか、そういうことを気にしていました。でもそれはもうやめました。いくつかは読者のための記事、いくつかは自分のための記事。いくつかは読者にインスピレーションを与えるために、いくつかはまぜっかえすために。いくつかはハイクオリティな記事だけど、いくつかはちょっとバカな話です。僕はもう気にしていません。ただ決めているのは、自分が楽しめる記事か、コミュニティにとって生産性がある記事を書くということ。両立できるといいんですが、どちらか1つでも上出来です。

利益を返す

これは先に他の人から分けてもらった利益を返すようなものです。基本的には、Steemitでうまくやるために大手ユーザーのサポートが必要だというのは良いことだとは思いません。でも、少なくともここの環境はFacebookより良いし、もっと可能性があるし、ここで上手くやることで状況を変えていくこともできるでしょう。

それから、新しいユーザーをサポートしてくれて、意義のある話をしてくれる、ある程度大手のユーザーもいます。こういう人たちはまとまってはいませんが、もしSteemのコミュニティに意義のある貢献をしているあなたの存在に気づけば、力になろうとしてくれるでしょう。彼らは自分にできることをしています。

@stellabelle @kafkanarchy84 @reggaemuffin @ats-David といったユーザーが、僕の記事を読むのに時間を割いてくれて、多額のupvoteをしてくれました。他にも彼らの注目を求めているユーザーが大勢いるにもかかわらず、です。他にも @exyle @firepower @danaedwards @cryptoctopus といった人たちが、良質なコメントという形の報酬をくれました。イルカ (dolphin) とかクジラ (whale) と呼ばれる大手アカウントのごく一部は、力になってくれるというよりは単に自分に注目を集めたいだけという人たちです。でも良い人たちも悪い人たちも、大手アカウントはどこも忙しいものです。良い人たちに目を向けるようにしてください。ここに名前を挙げたのはほんの一例です。

理想としては、「神」(大手の人は本気にしないでくださいよ、単なるたとえです)に感謝する必要などなくなるといいのですが、まだシステムは完璧ではありません。それに大手アカウントの多くは、自分の得たものを他の人に渡していくよう努めています。僕は大手アカウントを知るために”hot”ページも少し見ています。僕の好きな小魚 (minnow) と呼ばれる小さなアカウントの投稿を見る時間のほうが長いのですが、それでも1日数分は大手の投稿を確認します。大手アカウントに11%のVoting PowerでしかUpvoteしないのは、コミュニティへの貢献に見合った報酬をもらえていないユーザーのためにVPを節約しておきたいからだと、理解してもらえるといいのですが。大手の人も同じように、他の大手アカウントにVPの大部分を費やすよりは、「ペイ・フォワード」のように、小さなアカウントに自分の利益を渡してもらえると嬉しいです。

利益を渡していく

自分のUpvoteや、記事を読んだりコメントをしたりする時間の60%から80%は、自分よりも小さなアカウントのユーザーに行くようにしています。プラットフォームをよりフェアなものにして、力をより均等に、すばらしいコンテンツでSteemに貢献するたくさんの人たちに行きわたらせるには、それしか方法がありません。新しいユーザーの中には、@dedicatedguy @mariannewest @spiritualmax のように、すぐにSteemitで自分のやりたいことを見つけた人もいます (この人たちは驚くほどのペースで成長しています)。他の人たち(僕も含め)は自分のスタンスを決めるのに時間がかかりますし、もしかしたらあなたがその力になれるかもしれません。
記事やコンテンツの作成に力を入れているユーザーを支援するとき、僕は古い友達と、もしかしたらこれから友達になれるかもしれない新しいユーザーの間でバランスをとるように努めています。”new” ページはほとんど見ません。自分や友達の投稿のコメント欄や、Deadpost Initiativeを通じてユーザーを見つけています。

自分がより楽しく、うまくできることに力を入れてください。Steemにはしょうもない投稿もたくさんありますが、そこに安住しないでください。楽しむこと、友達を作ることに力を入れてください。Steemitで成功するには3つの道があります。1つめは大量のお金をつぎ込んで、うまいタイミングで波に乗ること。2つ目は質の低い投稿を大量にしてゲームに勝つこと。この2つはくれぐれも選ばないでくださいね!3つめも、根気よくやれば同じ効果が出ます。自分の声に耳を傾けること。自分自身でいること。クリエイティブでいること。コミュニティと、自分が信じるものをサポートすること。

僕らが力を合わせて強くなれば、Steemitは絶対、もっと良くなります。

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