最近のICOは瞬殺すぎてなんか一般人には圧倒的に不利な状況となりつつあります。ディストリビューションも歪んでいてとてもP2Pインターネットの世界観とかけ離れていますね。そこで今回はEOSのICOについて思ったことを書きたいと思います。
まずは特徴
- ICO期間は1年間
- 最初の5日間 200M EOS 配布
- 以降は1日毎 2M EOS 配布
- 配布量は各ピリオド毎に計算される
Metamask*で参加すると利用できるDapps。現在のセール状況が一目瞭然です。6/30 7:39
計算式はこちら a = ( b / C)
a = Total ETH contributed by an authorized purchaser during the period.
b = Total number of EOS Tokens available for distribution in the period.
c = Total ETH contributed by all authorized purchasers during the period.
**具体例**
あるピリオドで20EOSが供給されるとします。
ボブが4ETH、アリスが1ETHでセールに参加した場合、トータル投資額は5ETHになます。
レートは二人の投資額5ETH/配布量20EOSとなりますので0.25ETHとなります。
よって、ボブには16EOS、アリスには4EOSが配布されることになります。
さっくり考察
まず、先ほどのイメージをよくみていただくとわかりますが、期間毎のプライス(ETH/EOS)が確認できます。そして、現在より先のピリオドにも投資できます。どのピリオドで参加するのが有利かよくわかります。直近のピリオドに参加することが一番不利になっていますね。およそ10倍違います。すなわち、爆速ICOのルールは通用しません。急いで多額に投資したものはバカお見るようになっています。
今現在は初期のニュースやホワイトペーパーの内容のみが織り込まれていますので、ピリオドが進むにつれプライスが漸減していきます。これは、将来を織り込めていない証拠ではないかと思います。
仮に、4ピリオドでバットニュースが流れたとしましょう。途端に参加者が減ります。
では参加者は皆同じ情報に触れてますか?知っていて隠す人もいるでしょう。ピリオドの終了一秒前にトランザクションを送信する。そして、ニュースをツイートする。こんな輩も出てくるかもしれません。
1年もセール期間があるので、開発の進捗は時間とともに進むので中盤で低迷して、後半で尻上がりってこともあるかもしれません。
長期的にプラットフォームを信頼するのであれば、バットニュースが出た時に買うのが一番最適戦略になるかもしてません。
とまあ、こんな私でも何個か思いつくので、皆さんの考えが織り込まれていくとレートが適正値に収斂していくのでしょう。
ここまで話していくと何やら予測市場にも近いものを感じますね。
私の結論
EOSが凄いかどうかはそれぞれ判断していただくとして、ICOの仕方はとても面白いと感じました。Dappsは予測市場的な要素もあって毎日チェックしたくなりましたね。(するかどうかわからないけどw)
しかしながら、1年が妥当なのかどうか。。。結論は一年後のお楽しみですね ^^
参加方法:EOSのICOに参加する方はこちらの情報がオススメ
Metamask:Chrome拡張のwalletです。いずれはEthereumアドレスでログインできる機能などを実装。