結論を先に言うと「Ethereumも含めて資本関係が偏っているから」だと思います。
こんにちは、前回の記事から改名しまして、極度妄想となりました。
前回のSteemのポストは1年近く前で、TwitterAPIとJSでブロックチェーンを作って好きなコントラクトまで動かすというものでした。
8月に#TwicashTestのタグで賭けが行われ、100ノードが参加し、500のトランザクションが生まれることになりましたが、確かに”コントラクトっぽいもの”が皆のブラウザのJSで動いて同期されたと思います。
明らかにオモチャのようなチェーンではありましたが、新しくチェーンを作ることでかなり笑える体験が作れたのです。
さて、あの時もそうだったのですが、「なぜ新しくチェーンを作るの?」という質問を数多く頂きました。
たしかにEthereum上でやることでインターオペラビリティーが付与される上に、分散性も担保できるのですから、真っ当な指摘であります。
新しくチェーンを始めてみるというのは、ビットコインの発祥や初期の雰囲気を追体験するような楽しさがあり、これだけでも充分強い感情的インセンティブがあるのですが、それだけではないと思います。
EthereumにあるEtherのうちの70%はPremineです。つまりはICO時あるいはそれ以前の投資家・事業家によるものであり、その後マイニングされて生まれたEtherはごく一部に過ぎません。
さらに、ここで多くの利益を得ているエンジニア・設計者は他に自分のプラットフォームを作っています。同様にプレマインによる設計者・協力者の権益は確保されています。
なぜ皆作りたがるのか?
簡単な話、もしある事業家が将来スマートコントラクトを会社で使いたいと考えながらも、今のイーサリアムの性能に不満がある時、
①70%がプレマインされたプラットフォームでマイナーですらなく開発者として参加し、改良を提案し、援助を期待しながら使えるレベルになるように付き合ってあげる。
②自分で好きなもの作る
どちらが良いかという選択肢になります。
Ethereumのエコシステムへの参入で得られる利得が限られている場合、新しいチェーンを始めるということには物凄く強いインセンティブがあり、これからも続いていくだろうと思っています。
ここを「インターネットの再来」のようなアナロジーの「TCP/IPのようにプロトコルは1つに定まっていく」みたいな意見には非常に懐疑的にならざるを得ません。TCPは「プレマイン」なんてなかったわけですから。
「ブロックチェーンといえばプロトコル、プロトコルといえばTCP/IP、TCP/IPといえば1つ」みたいなマジカルバナナのような意見は想像というプロセスを除外しているように感じます。
プロトコルは、話す言語から始まり、プログラミング言語、暗号化方式、通貨,株式などがあると考えられます。
プラットフォームには、FB ・TwitterなどのSaaS, AWSやAzureなどのPaaSなどがあります。
どれも寡占になることはあっても1つの独占に収束するケースの方が珍しいと言えます。
個人的には
*色々なものが生まれて面白い世界
*全てが自動であり、めんどくさくない快適な世界
の両立を欲しているため、どちらかでも壊す話は認めたくないものです。