ドイツ映画「ある画家の数奇な運命」についてさらに考える

olga2772(67)
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先日もタイトルのこの映画について触れましたけど、映画の内容を一部紹介した動画を観ましたので、さらに感想を簡単に述べてみます。

前にも言いましたように、ドイツの現代アートの巨匠と言われるゲルハルト・リヒターの半生をモデルとした映画です。ナチスの優生思想をもととした安楽死政策、退廃芸術展、東ドイツのアート界の事情、などなど。

一つ目の動画はナチスが「わけのわからないアート」を退廃として、一堂に集めた退廃芸術展のシーンを冒頭で紹介していますね。なんかですね。去年の日本でのあいちトリエンナーレの大騒ぎがこれに似ているなあと思うわけです。そういう時代を生きています。

フランツ・マルクの青い馬と思われる作品がありますけど、ヒトラーが「青い馬なんてあるわけがない」みたいなことを言ったそうですね。モンドリアン、カンディンスキーもあります。「こんな絵が労働者の年収よりも高い」って(笑)。

来年の日本アンデパンダン展、朔日会展などに出品する予定の仙台の風景画ができているんですけど、中央の木が現実にはあり得ない薄い色で、ぺたっと平面に塗っているんです。今、気づきました。退廃芸術展にひっかかる?と思ってしまいました。

もう一つは挑発的ですが、ヨーゼフ・ボイス?の講義のシーンでしょうか。長いことドイツの政治に安定をもたらしてきた SPD (社会民主党) とCDU (キリスト教民主同盟)という2つの政党が描かれた絵を火で焼いていますよ。「政党を選ぶな」「芸術を選べ」と言って。

これは考える必要があるシーンです。芸術だけが自由になれると言っているわけですから。

というわけで、つらつらと思っていることを書いてみました。

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