これはアップトレンドだろうか、それともダウントレンドだろうかという議論を時々聞きます。たとえば下の日足チャートを見てください。
エネルギー株に投資をしているETFです。これを見たら、誰もがアップトレンドだと答えることでしょう。しかし、この同じ日足チャートを、もっと長期的に見ると、全く違った様子になります。
最近1年間の値動きです。このチャートで判断すると、エネルギー株のETFはまだダウントレンドだと言う人が多いことでしょう。
それでは、ついでに週足チャートも見てみましょう。
2016年に下降するトレンドラインを突破していますから、このETFは既にアップトレンドだと解釈してもおかしくありません。
アップトレンドなら買い、ダウントレンドなら売りという姿勢になりますから、トレンドをどう判断するかは重要です。
トレンドのことで意見が一致せず議論になってしまうのは、皆が同じチャートを見ていないためです。上の例で分かるように、最近一ヶ月のトレンドはアップトレンド、最近1年間を考慮した場合はダウントレンド、もっと長い期間の週足はアップトレンドに入っています。もちろん、60分足、240分足なども含めれば、トレンドに関する議論はますます激化することでしょう。
長期トレンドに従ってトレードするのが正しい、という意見をよく聞きます。しかし、5分足でトレードをしている人に、「週足はアップトレンドだから、ここで空売るのは間違っている」などと忠告しても笑われるだけです。当たり前のことですが、最も重要なトレンドは、自分が実際にトレードに使っているチャートのトレンドです。