先ず、一年前のこのニュースから見てください。
チョコレート好きに朗報、カカオ豆先物相場が下落
ニューヨーク市場のカカオ豆先物相場は10日、3年ぶりの安値に下落した。需要が後退する一方、供給が拡大するとの見通しが広がった。相場は今年に入って24%下げており、ネスレやハーシーなどのチョコレートメーカーのコスト減少につながると予想されている。ラボバンクのアナリスト、カルロス・メラ・アルゼノ氏(ロンドン在勤)は相場下落について、新規需要のきっかけとなる可能性があり、さらなる値下がりは限定的との見方を示した。(ブルームバーグ)
下は、カカオ豆のETN(上場投資証券)の週足チャートです。
1がニュースが報道された週に形成されたローソク足になります。その週の終値は31ドル59セントでした。アナリストは、「さらなる値下がりは限定的」という見方でしたが、今年の4月にはそこから33%低い21ドル17セントを記録しました。
入れた青い線で分かるように、カカオ豆は「なべ底」を形成している可能性があります。膨大な出来高にも注目です。なべ底の左半分は諦めた人たちによる売り(狼狽売り)、そして右半分は、割安と解釈した投資家の買いが入っているように見えます。
下は月足チャートです。
普通に考えると、割れてしまった古いサポートライン(1)が今度はレジスタンスになる可能性があります。しかし、オン・バランス・ボリューム(2)を見てください。強力なブレイクアウトが起き、このETNが上場されて以来最高のレベルに達しています。強い買い圧力が示されている訳ですから、ETN価格はオン・バランス・ボリュームを追って、古いサポートラインを突破することが考えられます。