Jay fai who won a 1-star michelin guide at a local store

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味さえ確かならば世界から認められる。それを教えてくれたのは、ローカル店でミシュランガイド1ツ星を獲得した「Jay Fai(ジェイ・ファイ)」だ。ゴーグルをつけた女性が炎上がる中華鍋で料理しているというのもインパクト大で、世界的に有名になった。店名は“ホクロおばさんの店”という意味だそうだ。このオーナーシェフは73歳で、タイでは“屋台の女王”とも呼ばれる。ミシュランに載る前は、2軒隣のパッタイ有名店「ティップ・サマイ」が長蛇の列だったのだが、今ではここJayFaiが予約超超困難。
彼女はもともとは屋台でチキンヌードルを作っていたが、借金して店舗を構えて食材にこだわり高級路線に。この人生の賭けは成功した。最初は「高い」と頭ごなしに言うお客さんも多かったそうだが、一度食べたら常連になり、どんどんお客さんも増えたそうだ。ちなみに本当に高い。
しかし彼女は、ただの屋台の人ではなく“シェフ”であるというプライドも持っている。メニューもクリエイティビティに溢れる。味への探究、高いレベルでの維持、料理に向かう姿勢、真剣味、“どこにでもありそうなローカル店”という見た目とのギャップがすごくて何もかも驚きだ。そして彼女の体力の強靭さに驚く。ただでさえ暑いタイ。あの強い火力の前で、オープンからクローズの深夜までずっと鍋の前に立つ。鍋を見張るその目は真剣で、写真を撮るオーディエンスに囲まれていても高い集中力で手技もブレない。
ちなみにJayFaiの席は、予約席と当日席があるが、事前予約は難易度高く、タイ人の友人から電話してもらっても取れなくて当日予約にかけることに。結果、【11時半に予約リストに名前を書いて、席に通されたのは18時半過ぎ】私、7時間待ったから‼️
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11時半に名前書いた時点でリストの42番目。事前予約のお客さんもいるのでたぶん途方もないなと覚悟。「たぶん夕方だな」と。まずは近くのパッタイ屋さんで昼ごはん(笑うほどまずかったw)。そしてこの辺りは周りに寺院も多いので観光に出かける。
でも、JayFaiは順番が来て呼ばれたときいなかったら予約消されるので、時折見に行ったりとヒヤヒヤ。17時に行ったら「40番目」。「もうすぐか?(ドキドキ)」と思いながら店前で待つが、待てども待てども。ようやく名前呼ばれたのは18時。が、ただの確認。日中は34度。浴衣と言えど帯周りは何重にもなっているので疲労困憊。体力消耗し激疲れ。これ修行ですか?笑。ようやく席に通されたのが18時半過ぎだった。この時飲んだビールが人生で1番美味しかった。プハー‼️天国
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でも73歳のシェフは長時間ずっと調理をしているのだ。すごいことだ。店内で彼女の背中を見ながら涙が出そうになる。
スペシャリテの【カニオムレツ】はさすがにうまい。サイズはこぶしより大きく驚く。中には惜しげもく500gのカニ身。ナイフを入れてこれに驚かない人はいないだろう。卵を油にふわっと落としてコロッケのように形成し、絶妙のタイミングで仕上げるので、カニ身はほわっとしてて素材感ある。なんでも日本のオムレツを参考にしたそうだ。
トムヤムクンも絶品だと評判高い。さらに【ドライトムヤムクン】というメニューを考案したのがすごい。食べ応えある立派なエビと繊細なタケノコにトムヤムクンの味を添える。食べられるトムヤムクン。なるほど。

価格はカニオムレツだけで1000バーツ (4000円)。今回は料理4品とビール1本で12000円。ローカルにしてはもちろん高いけど、特にエビとカニは立派なもの使ってて値段には納得です。

「ミシュランの星を取ったとき最高に嬉しかった」そうで、よくぞ見つけてくれましたミシュランさんと思った。

どうかお身体を大事にしてもらいたい。
今日もJayFaiには世界からお客さんが訪れる。
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Ecency