太極図から見る局面の捉え方

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大学生の頃、量子力学の講義の際に万物を統一する理論体系はないのだろうかとぼんやり思っていた時に中国古典の易経に出会いました。その原理を表したものが太極図です。神羅万象は陰陽で成り立っていて陰が極まれば陽に転じその逆も成り立ちます。

最近コロナウイルスで世界中がパンデックに備えて戦々恐々の状態です。今までの価値観を壊す様な事象です。普通の生活が出来なし、目に見えない敵にどう対処して良いか右往左往するばかりです。不安が世の中を覆ってます。

コロナウイルスは人間の手や飛沫を通して感染拡大しますが、急激な感染拡大を避けるには人手を減らすことが重要ですが、人手不足は社会を機能不全に陥らせます。例えば、買い物をする時に現金は人の手から人の手に渡ります。この行為はウイルスを媒介しますがこのリスクを減らす技術は既に存在します。その技術で社会を機能させたまま感染リスクを下げる事ができます。

例えばユニクロの無人レジ。衣服は自分でピックアップ、代金は自動スキャンで計算してくれます。決済はもちろん非接触で完了します。手提げ袋もセルフサービスです。かなりの部分が自動化で感染リスクを減らす事ができます。コンビニも同様なシステムがAmazonによって今月から当面3000店舗展開されます。

これを太極図を用いて解説すると、黒い勾玉(陰)の様な部分が今のコロナウイルスが蔓延している世界。白い点(陽)は芽生えはじめている新しい技術に例えられます。そして、白い点が次の時代を牽引していきます。

実は黒い勾玉はウイルスではなく少子高齢化などの労働人口の現象や機械などによる社会構造の変化と捉えると、コロナウイルスは社会構造を変えるきっかけに過ぎません。歴史を振り返るとこの様な関係性は定期的に起こっています。この様に捉えると今はチャンスなのかも知れません。

「ピンチはチャンス」かも知れません。

年末に「New Technologyの息吹」とゆう記事を書きましたがグローバルで見ると自動化の時代が来ていると僕自身は思っているので中国にとっては世界の工場としての地位は失速しアメリカに回帰するかも知れません。これは地産地消の発送です。自動化は人件費などのコストが関係なく輸送コストや小型核融合炉や再生可能エネルギーなどにより電力コストも地域差はなくなると考えているからです。

僕の中では直感的に「コロナウイルスは黒船来航」とゆうイメージが浮かびました(この時期に不謹慎かも知れませんが)。

実は易経は暦などにも使われていて、立春などは冬の時期に春の空気が芽生える現象を表しています。実は冬至が陰の極みなので既にその時から春は始まっている様です。二十四節気も根本には陰陽思想からきています。社会も季節の様に流転しているゆうことですね。

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