SBIホールディングスの経営近況報告会では、今夏スタート予定のSBI Virtual Currenciesとは別に、海外の開かれた取引所として、香港にSBI MAX(仮称)を設立準備中である事を発表しました。この取引所は、極めて安全性が高く、地域普遍性を有し、世界共通の通貨となりうる、多種多様な仮想通貨のグローバルな流動性を確保して行くとの事。ShapeShiftのような自動両替所と取引所のハイブリットのような形式になるのでしょうか?
日本では金融庁の認定を受けた自主規制団体が、取引高や時価総額を基に作成するホワイトリストに入らなければ、その仮想通貨を取り扱う事が出来ないようです。このSBI MAXであれば規制対象にならず、取引所独自の判断で自由に扱えるに違いありません。SBIにとっては、いち早くリスクを取る事によってSBI Virtual Currenciesなどへのアービトラージという、完璧なビジネスモデルを実現可能にします。アカウント数とデューデリジェンス能力も整えば、世界的なICOプラットフォームとして機能するポテンシャルもありそうです。